やさい村の店頭にダンディーな若い男性が買い物に来るようになった、それも日曜だけではなく平日のちょっと遅めの時間にわりと頻繁に来るので、いったいどんな事をしている人なんだろうと僕は興味を持っていたので、ある日お買い物の時に声を掛けさせていただいた。

それが太田敦之さんとの出会いであり、映画祭を始めるきっかけとなった出会いとなった。

彼は仕事のかたわらヒマラヤ関係の映画をアーカイブして上映する NPO団体の理事をしているとのことで、いろいろ話しているうちに、それらの映画を三鷹で上映出来ないものだろうかと持ちかけたところ、僕も三鷹住まいだし是非やってみましょうよということになって快く賛同してくれたのだ。

映画の上映が出来ることに決まって、次は会場だ。

玉川上水沿いの風の散歩道からすぐの所にある沙羅舎のオーナーの片岡通人さんに声をかけ、太田さんと一緒に行って3人で話合ったところ、そういう主旨ならということで片岡さんも会場として沙羅舎を使う事を快諾してくれ「三鷹いのちと平和映画祭」がスタートすることになった。

沙羅舎での映画祭の素晴らしいところは、ただ映画を見て帰るだけではなく、終わった後にゲストの監督や参加者で一緒に食べたり飲んだりしてお互いに話し合える場がある事だ。

 

この3人の他にフライヤーのデザインを担当してくれている福島早希さん、東京平和映画祭のスタッフでもある桑野奈穂さん、櫛田寒平くん、そしてHPたち上げに尽力してくれている大谷寿一監督まで少しずつ出会いの輪が広がって三鷹から〜いのちと平和〜の輪が大きく広がって行こうとしています。

ドキュメント映画はマスメディアではまったく目にすることも出来ない真実を知ることが出来るし、もっと素晴らしい感じ方や考え方を知ったり、あるいは自分で作って表現したりすることも出来ます。

子供たちや友達たちに見て欲しい映画を上映することも出来ます。

あとはあなたが参加してくれるだけ!

お互いに出来る事を出来る範囲でしながらこの三鷹から広がる〜いのちと平和〜の輪を一緒に広げて行きませんか!

 

片岡通人(癒しと創造の場「沙羅舎」代表)

http://www.sarasya.com

今世界で起こっている政治、経済、国際間の混乱は、私には各々の内面の混乱の延長の

ように思われるけれど、皆さんはどのように感じているのだろうか。

不安や恐怖、執着や欲望にとらわれてしまう弱さをかかえながら、一方ではいったい人

は何のために存在しているのかと自問する。沙羅舎ではそんな私たちの学びの場として

様々なことを企画してきたつもりだ。沙羅舎での「三鷹 いのちと平和映画祭」はこれまでに

3回ほど行われている。世界で起こっているニュースにはならない、恐ろしい事実や、愚かしい

争いを初めて知ることができた。さらにそこに暮す人びとの素晴らしい伝統文化や自然を目の

当たりにし、ドキュメンタリー映画の面白さも堪能できた。知らないことを知る、まずそこか

ら始まって、それぞれがしっかり地に足を着けて立つ。人として生きること自体が祝福と思え

るような社会になればとの壮大な夢をもって次の企画に臨んでいる。


桑野奈保(ジュエリー作家)

http://www.bunka21.com/naho/index2.html


戦争、犯罪、事件・・・この世の中沢山のことがあります。

いつもこのようなことは、

TVや新聞、ニュースの中の出来事で、

自分にはそんなに関係ないことだとおもっていました。

映画を通して、沢山の出会いを通して色々なことを知りました。

そして自分から知っていこうとしない限り、

この世の中見えない事、隠されていることが多いことに気が付きました。

そんなさなか、3月11日の東北大震災。

自分が無知であったことを、無関心であったことの罪を痛感します。

特に、震災が起こってから、原子力発電の恐ろしさに気づきました。

その恐ろしさに気がついたと同時に、

この恐ろしいものがこの世の中にこんなにも沢山存在していたことを知らなかった。

知らなかった・・・ではすまされないということに、気がつきました。

自分の身にふりかかってから気がついても遅いです。

とにかくこの世は、色々なことはあります。

今からこそ、自分達できちんと見て、知って、行動して、

それが本当に大事だと感じます。一人では何も変わらない。でも、一人が沢山集まったら

本当に大きなコミュニティーになり、大きな力になります。

とにかくこれからです。

身近な手に届くコミュニティーをつくり、みんなで色々なことを知り考え、そして小さなこと

からでも行動していけたらと思っています!!!

三鷹の映画祭を通して、みんなでつながっていけたらうれしいです。

よろしくお願いいたします。



 大友映男(三鷹自然食品店「やさい村」村長)

 http://www.yasaimura.jp


  きっかけはやさい村の店頭の出会いから